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MB-TI-1A
MB-TI-1A
「TI-1a」と呼ばれる木製スラットチェアは、マルセル・ブロイヤーが1922〜1924年にデザインし、ヴァイマールのバウハウス工房で制作された真正のバウハウス作品です。ブロイヤーはモダニスト建築家・彫刻家・家具デザイナーとして知られ、20世紀でもっとも象徴的な椅子をいくつも生み出しました。 彼はバウハウスの初期学生の一人であり、のちに教師としても活躍し、インターナショナル・スタイルの先駆者となります。この木製スラットチェアは、ブロイヤーがバウハウス在籍初期に制作したもので、当時工房を率いていたヴァルター・グロピウスがいち早くその才能を認め、1年足らずで木工工房の責任者に抜擢したエピソードとも結びついています。 ブロイヤーは、この椅子で初めてカンチレバー構造を用いており、その点でも重要な作品です。また、バウハウスの織物工房(グンナ・シュトルツルが主宰)とのコラボレーションを代表する椅子でもあります。1922年の初期バージョンでは角材と矩形断面など異なる断面のスラットが用いられていましたが、第二バージョンではすべて同じ断面のスラットに統一され、よりラディカルでダイナミックな造形となりました。堅牢な木構造に、柔らかく傾斜する座面と背をつくる織布が組み合わされており、構造と快適性のバランスが見事です。
価格:
お問い合わせください
サイズ:
86 x 66 x 78 cm
素材:
オーク材、ファブリック
コンディション:
オリジナルコンディション、リストアなし
来歴:
バウハウス校(ヴァイマール);プライベートコレクション;2022年オークション。
文献:
Bauhaus-Archiv Berlin, The Collection, Berlin 1987, p.90